重要事項説明 = 法律上の最後の砦
宅地建物取引士が、契約前に物件と契約条件を口頭で説明する義務がある——それが重要事項説明です。「ここで初めて知った」では遅い情報 が並ぶので、契約直前ではなくお話を伺った段階で内容を整理してお渡しするのがSTORIAのやり方です。
ここでは「最低でも聞いてほしい7つ」を、賃貸・売買のどちらでも使える形で。
① 物件の権利関係
売買なら所有権・抵当権の有無、賃貸なら貸主が誰か。売主以外の権利が残っていないか、契約後に消すスケジュールがあるか確認します。
② 法令上の制限
用途地域・建ぺい率・容積率・接道義務など。「現状の建物は建っている」が、将来建て替える時に同じ大きさが建てられない ことがあります。中古を買って将来リフォーム・建替えを考えるならここが重要。
③ インフラ(上下水道・ガス・電気)の状況
私道掘削の同意が必要か、敷地内配管が古くないか。マンションなら、共用配管の更新履歴と次回更新時期 が修繕計画に組み込まれているか確認。
④ 解約・契約期間・更新
賃貸の場合、契約期間・更新料・違約金。定期借家契約だと再契約できない ことがあるので要チェック。売買でも、引き渡し前のキャンセル条件・違約金は事前に確認を。
⑤ 修繕積立金・管理費(マンション)
現在の金額だけでなく、過去5年の値上がり履歴・今後の値上げ予定・滞納状況 まで。重要事項調査報告書に記載があります。
⑥ 設備の現況
エアコン・給湯器・コンロが「設備」なのか「残置物」なのか。設備なら故障時に貸主負担、残置物なら入居者負担 で扱いが180度違います。
⑦ 告知事項(事故・近隣トラブル等)
過去に火災・自殺・事件があったか。近隣との境界紛争・騒音問題があるか。「告知事項あり」と書かれた場合は具体内容を必ず聞く こと。
STORIAでの実務
STORIAでは、重要事項説明を 契約日に初めて読む ということが起こらないように、事前にPDFでお渡しして読み合わせの時間を取ります。当日は「再確認」と「ご質問への回答」が中心。わからない言葉は何度でも質問してください 。
不動産の取引は、人生で何度もないからこそ、「専門家に任せきりにしない」姿勢が将来のトラブル予防になります。




